米国フロリダのウーバーは危ないの?【警告】

(別ブログの記事のリライトです)
ここアメリカでは、ニュースのヘッドラインで見ない日はないほど何かと話題になるウーバーやリフト。今の時点では、日本のサービスとは全然違います。ひとくちにアメリカと言っても、州や街によっても、また色々と違うかもしれない。

ウーバーは、もはや人々の生活には欠かせないサービスとなっていますが、日本とはショッキングなほどに違うフロリダ(西海岸)のウーバー事情について、紹介してみたいと思います。

アメリカのウーバー 

ウーバとは、一般人が空き時間と自家用車を使って行うタクシーサービスです。配車の予約と支払いは、スマホのアプリを使います。
車社会のアメリカは、大都市以外では道でタクシーを止めることが困難でもあり、こうしたサービスは大変便利で、あっという間に浸透しました。

運転手として登録するには、自家用車を所有して、在住している州の免許証を3年間以上持っていること。そして、簡単な犯罪歴チェックも必要となる。フロリダのウーバーは指紋登録と現在の犯罪状況チェックは不要ですが、犯罪がなくならないためにこの部分の改善がありそうです。

一口にウーバーといっても、他人とシェアするタイプのものや、黒い高級車専用のブラックなどもありますが、新車の高級車が必ず来るわけでもないようです。

数年前にウーバーがこの街に登場したとき、タクシー会社を経営する知人を、誰もが心配したたし、ローカルニュースも2回くらいインタビューしに来ていました。
「実際のところ、心配じゃないですか?」
「大丈夫ですよ。だって客層が違うから。」
と彼は答えていましたが、それが強がりなのかどうか私にはちょっと分かりませんでした。

あれから3、4年経った今、ウーバーはすっかり人々の日常生活に馴染んで、特に若者、夜遊び人間、飲酒運転を避けたい人たちや旅行者にとっては欠かせない存在になりました。
一方で知人のタクシー会社も大きくなって、今はしょっちゅうドライバーを募集して忙しくしているほど。彼が予想したとおり、客層が大きく違っていたから、ライバルではなかったようです。

もちろん、今後のことはわかりません。運転手も客も不満だらけなのに、ウーバー企業は確実に進化し続けているのだから。

フロリダのディズニーワールドがあるオーランドでは、来週からウーバーのアプリを使って、MEARSという大手タクシー会社を選ぶことが可能になりました。日本のシステムと同じかもしれません。フロリダでは画期的な動きです。



フロリダにおけるUBERドライバーの状況

上の図を見てもわかるように、去年の調べでは、フロリダ西海岸のウーバー運転手の収入は全米ワースト5位でした。

当初は「失業したから金が必要だ!」と切羽詰まってウーバー運転手になる人たちの話をよく聞いたものですが、蓋を開けてみると、思うように儲からないのが実情です。

高級車部門は別格としても全米においてウーバードライバーの満足度はすこぶる低く、1年以内に辞めてしまうドライバーが半数を占めているとのこと。
ドライバーは、料金からウーバーへの支払いとブッキングフィーが差し引かれ、車の保険、洗車、メンテ、ガソリン、携帯、その他、外出時の食事やら雑費はすべて自分持ちなので、ほとんど手元に残らないのでしょう。

自分の街でウーバー運転手になったら、どれくらい稼げるのかを計算できるサイトがあります。(上記の詳細もここがソース)

ぎりぎりの収入で働いてくれている運転手やその車に過剰な期待を抱くのは酷なのかもしれません。また、例外も多いにしても、1年以内に辞める人が多いということで、運転手としてのプロ意識に欠けるのも仕方ないのかもしれませんね。



ウーバーは、運転手たちは大切なパートナーだとしたうえで、巨額の資金を投資して自動運転自動車をせっせと開発中。

フロリダにおけるUBERの実態

ちらほらと事件は起き続けています。特に、レイプとかセクハラ事件がなくなりませんね。
こうした運転手に遭遇する可能性は小さいとはいえ、ティーンの女の子や子供を単独で乗せない方が無難です。一人のときは眠らないように気をつけること。長距離はもっての他。

また、会社のレビューやUBERのSNSページのコメント欄を見ると、クレジットカードの不正請求の苦情、運転手の態度の悪さ、車がボロボロだった等の苦情のてんこ盛り。

車内に貴重品を忘れて戻って来ないという苦情もありましたがUBERに乗る際には多少のリスクを覚悟して、自らトラブルを招かないようにするべきであるし、プロ意識のない運転手が多数だということも頭に入れておくべきでしょう。彼らは、明日になったら辞めてしまう可能性だって高いのだし、安い収入で働いているのだから、過剰サービスを求めるのが無理というものです。

運転手側も、酔っ払いや、変な客の対応で大変だとは想像がつきます。Redditの掲示板には、あまりに横柄な態度の金持ち老夫婦に頭にきて、目の前でアプリを取り出し、彼らのライドをキャンセルしたという運転手の投稿があったけれど、こうした勘違いな客が怒ってレビューに書きなぐって評価を下げていることもあるのでしょうね。

ただ、基本的には、事故やトラブルに遭う確率は低いという方が事実でしょう。私は乗る機会はないけれど、まだ免許を持っていない息子はアプリを入れて緊急時には問題なく使っています。でも、遠距離移動の使用はしない予定

ところで、フロリダには、車検制度というものがありません。
なので、どんなオンボロな車でも正規のタクシーやウーバーになりえます。


ショック~?

つまり、見た目が良くても、どこか故障している車もあるということ。

車検のない州は多く、あったとしても検査内容は日本の車検と比較にならないほど緩いくて、見ていて青ざめるようなボロボロのタクシーがたまに走っていたりしてゾッとします。

小さな故障であれば、自分のガレージでせっせと直してしまう人たちもいるのでしょうが、普通の人たちは不具合を見つけたらすぐにディラーや信用のおけるガレージに持って行って自己責任でまめにメンテ。一方で低収入で働いている運転手たちは、その部分を怠っている可能性も大きいのです。

だから、こんなことも起きてしまう

フロリダにおける個人タクシーの実態


UBERという組織に属していない、一般人の運転手が自分の車でやっているタクシー業務は、下手すると会社登録もしていないし、保険にも入らず、当人が違法移民で無免許ということもあります。そうした車はかなり古くて、メンテだって怪しいもの。

ホームページはなかなか見栄えがするし、どこかでもらったカードを見て電話したら、そういう車がやってきたということは起こりえます。

前述した正規タクシー会社の経営者がそれを知ってあらゆる機関に通報したものの、「残念ながら今のフロリダの法律では取り締まることができない」と言われてしまい、それがフロリダの現状なのです。

2年前に、とある客が、空港から1時間の距離の自宅に戻るために個人タクシーを手配したら、走行中に車が燃え上がり、運転手は即死。客は自力で脱出し、病院に担ぎ込まれるという事件がありました。こうしたニュースはほとんど新聞に載りません。偶然にも、私はこの2人と共通の知人がいたので、それぞれから話を知ることができました。

知人から聞いた話

客側:かなり裕福な男性。未登録の個人タクシーとは知らずに何度か使用していた。体の4割が火傷状態で今も後遺症は残っているが、相手側が個人タクシーで保険もないので慰謝料も何も請求できない。泣き寝入り。

運転手側:不法滞在ではないが、南米からの移民だった。人柄がよくてたくさんの人に好かれていた。今でもフェイスブックのプロファイルが残っている。

これまで、道路で炎上している自動車を2回も見たことがあるし、何にせよ日本と同じと思わない方が無難でしょう。。。。ということで、11時間ほどの長距離運転の場合も、怪しい個人経営タクシーは避けるべきです。


解決法

遠距離移動には、きちんとした正規タクシー会社を利用しましょう

フロリダにおける自動車と交通事情



マイアミの日本領事館より引用


 2017 年中のフロリダ州における交通事故死者数は、3,112 人と全米ワースト 3 位 であり、1日平均約 8.5 人が亡くなっている計算です。

 フロリダ州の交通事情は、日本のように車検制度がないことから、整備不良の自動車が多く、加えて地域的にも、運転手は中南米・カリブ諸国出身者をはじめ多国籍であり、全体的に交通マナーや速度遵守の意識は低いと言えます。

このことから、 多重・重大事故が日常的に発生し、ほかにも道路上での車両火災やタイヤの破裂等 が頻繁に発生しています。
よってこれら事故に巻き込まれないような安全・防衛運 転に心がけることが大切です。

【参考:2017 年の交通事故死者数】
 米国全州:37,133 人 うち
ワースト1位:テキサス州(3,722 人)
ワ ースト2位:カリフォルニア州(3,602 人)
ワースト3位:フロリダ州(3,112 人)
ワースト4位:ジョージア州(1,540 人)


注)移民の運転マナーが悪いように書かれているが、実際にはアメリカ人同士の事故も多いのですよ。なんといっても、みんな携帯いじりがひどすぎる。85歳を過ぎた高齢者ドライバーも多いし、道に不慣れな観光客も多い。。車社会で公共交通機関がないに等しいので、こうした問題が起きてしまう。
(追記ですが、6月に、携帯しながら運転がやっと違法になりました)


ちょっといい話

Redditに、SFのウーバー運転手のこんな投稿がありました。



先日、93歳のおばあさんが一人で乗ってきた。

これまで自分で運転していたけれど、木にぶつけてダメになっちゃったから、これを機に車を処分してスマホを買い、ウーバーのアプリ入れて利用しはじめたんだって。

 すごいなぁと思ったのは、彼女が、もう、すっかり慣れてしまってること。
スーパーで買い物を終えた彼女をピックアップしたんだけど、まず本を返すために図書館に寄った。車を止めて待つ場所を指示してくれて、2分もしないうちに建物から出てきたよ。

 普段は割安になるから他人とシェアするウーバープールを使うけど、こんなふうに寄り道するときは一人で乗るしかないって言ってた。
すごく楽しい会話をしたんだ。

こんなに便利なアプリを作ってくれた会社にとても感謝してると言ってた。

健康で長生きする秘訣を聞いたら、週に4杯のシェリーを飲むことだって。

彼女が去ったあと、2ドルのチップを置いてくれたことに気づいたんだ。すごくいい時間を過ごせたし、見習ってほしい客が多いなぁと思ったよ。(基本的にチップは不要。ウーバープールは他人とシェアするライド)




きゅんとしてしまう。
感謝しながら利用している客と、頑張っている運転手。互いが相手をリスペクトするだけで、トラブルの大部分は消え去り、低レビューのほとんどが、消えてなくなるはず。

また、ここフロリダでは去年、自殺名所になってしまったサンシャインスカイブリッジのたもとで降ろした客がどうも変だと不信に思ったUBERの運転手が警察に連絡し、自殺を食い止めたということもあった。私はその運転手の投稿をSNSで読んでじーんとした。悪い話ばかりではない。




ウーバーを安全に利用するコツ

マイアミのニュースより

●建物の中でウーバーを待ち、車が到着したら外に出ること

 ●車に乗る前にナンバープレートと、運転手の顔を確認する。

 運転手を装って近づいてくる自動車もたまにあるので注意すること。間違えて乗り込み、誘拐されたと大騒ぎになった事件が最近あった。

 ●一人で乗る場合には助手席ではなく後部座席に乗ること


 ●会話中に個人的な情報を伝えないこと


 ●利用後はアプリで運転手の評価をすること


まとめ


日本人留学生のお手伝いをしていたときに、長距離となる空港送迎のタクシー料金に多少悩む親御さんが何人かいらっしゃいましたが、子供を一人で乗せるのに、80キロほどの長距離移動をするのだから、どうぞ安全性を重視して欲しいと思います。今後、たとえUBER事情が良い方向に変わったとしても、フロリダの交通事情は当分、上記の通りだと思います。





私のお薦め

タクシー&セダンサービスは、ホテルやモールやレストランから無料で呼んでもう

自分で手配する場合にはレビューやウエブサイト、SNSをチェック。不明な点は質問する。保険の有無などもチェック。

●IMGや諸大学に行くときには学校のミニバスやシャトルを利用する


いろいろと書いてしまったけれど、大都会に比べれば、フロリダ全般での運転は、かなり簡単だと思うので、遊びに来られる方はぜひレンタカーにも挑戦してください!
日本から来た留学生の親御さんや観光客の方々も、
フロリダの運転初チャレンジに拘わらず、みなさん楽しく運転されています。

友達の体験


これを書き終わった直後に女友達とランチしていたら、ちょうど先日、ウーバー初体験をして、1時間の距離にある空港に行ってきたと言うので笑ってしまった。かなり裕福な彼女がウーバーなんて、と驚いたが、タクシーを使う機会がなかったからどこに連絡すればいいのか分からず、とりあえずウーバーのアプリを使ったらしい。

で、どうだったの?と聞くと、最悪すぎて涙が出ると言って、ハンドバッグを突き出した。これ、へんな匂いがしない?

『利用したウーバーが安っぽいスプレーの匂いで充満していて、それがが髪にも体にもバッグにも洋服にもついて大変だった。冷房も聞いてなかったし、運転手はスマホいじくりながら運転してるから、怖くて怖くて。車も汚かったのよ。

しかも、近道のハイウエイを通らなかったの!!!!「どうしてこっちの道に来たの?」と聞いたら、2ドルの料金を払うのが嫌だから、だって!信じられる?言ってくれればそれくらい払ったわよ。服も台無しだし、たぶんこのバッグも台無し。もう絶対にウーバーは使わないわ。』

その後ウーバーから連絡が来て、ドライバーが近道を通らなかったお詫びに自動的に2ドルの返金があったらしい。


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