フロリダの高齢社会化がもたらす驚くべきメリット


フロリダも、今年の夏は例年よりも暑いと言われています。

意外に思われるかもしれませんが、タンパをはじめとするメキシコ湾岸沿いのリゾートは、夏でも華氏100℉(37℃)まであがったことがないのです。それが、先月はおもわず記録を破りそうでした。
運転中に、車の外気温度計のモニター100℉になっているのを何度か目にして、壊れているのではないかと、びっくりしました。そこまで上がるのはアリゾナなどの砂漠地帯の話だとずっと思っていたというのに。
そんなわけで、ほぼ毎日スコールがやってきています。

フロリダの夏は、それでなくても暑いので、冬の間ずっとこの土地のセカンドハウスや別荘で過ごしていた長期滞在者たちも帰ってしまいます。観光客も来ないし地元の人たちも旅行に行ったりして、街が空っぽになるのが例年のこと。道路も駐車場もがらんとして、この期間に潰れてしまう店やレストランもあるのです。

でも、今年は明らかに違います。
人がそれほど減らないし、道路だって、そこそこに混んでいます。

ここ2年ほど、ダウンタウンには窒息しそうなほど次々に高級コンドが建設され、ビーチからやや離れたエリアでも次々と美しい木々がなぎ倒されて、あっという間に新興住宅地できあがっています。

新しいレストランや店が次々にオープンして、一体どこから探してくるの?と思うほどの人たちが働いています。
街には仕事が溢れていて、シーズンオフだから仕事がない!お金がない!という言葉は、今や言い訳にならないほど。インターステート(州間路線)75は相変わらず巨額な費用をかけられてプロジェクトが進み、車線を増やしたり、周辺に建物が建てられたりと、どこもかしこも開発中です。

景気の良さに加えて、人々がどんどん流入してくるフロリダのリゾート。雑誌やメディアでたびたび「全米における住みやすい街トップ20」に選ばれ、アメリカでもっとも美しいビーチがある街と紹介され続けているメキシコ湾岸の街は北部に住む高齢者たちの『夢のリタイヤ地』になのですね。

移住してきた高齢者とか、南米からの移民が増え続けて、リゾートエリアでは、生粋のフロリダっ子なんて見つけるほうが難しいのです。

フロリダに流入してくる人口は、2020年までに300万人増えて総計合計2,350万人になる見込みだそうです。そのうちの28%が60歳以上のシニアになる計算。

興味深いのは、そのおかげでフロリダが潤ってゆくこと。

フロリダ在のシニア層は年間135億ドル($135 billion)もの大金を消費していて、50歳以下の住民の年間消費額より150億ドル(約1.6兆円)上回っているという計算。

州内に建てられた新築物件の半分を購入しているのはシニア層。
彼らが寄付に費やす額は年間35億ドル(3500億円)。
住んでいる区域の学校税として年間で総額10億ドルも払っているし、各々のポケットから、保険とは別に自己負担として90億ドル(9000億円)も支払っている。政府からの手当などを差し引いても、さらに1400億円も多く納税しているとのこと。

なんだか額が大きすぎて数字音痴の私は上の訳が不安になりますが、この情報のソースはここ(ADRC)。

元気で人生経験豊かなシニアたちは、時間や能力をボランティアや社会貢献のために使っているのですが、計算すると実に750万人の人たちが毎日どこかで無償で働いていることになります。

一方で、高齢者の運転が危ないとか、金持ちの老人たちが街の一番良いエリアを乗っ取ってしまったとか、高級レストランを独占してるとか、色々と言われているのも事実です。

そんなわけだから若い子たちがとどまらないし、これからの若い世代は南米からの移民の親を持つアメリカ生まれの子供達がメインになるのかもしれません。
でも、同時に、小さな子供を持つ若く裕福な夫婦がフロリダに移住してくるケースも多いので、今後のことはまだ分かりません。早ければ5年後には、フロリダもまた違った姿になっているのかもしれませんね。


さて、アメリカ人が夢見るリタイヤ地の今年のランキングをご紹介します。赤い太字は、当ブログでご紹介予定のフロリダのメキシコ湾岸沿いのリゾートです。


gobankingrates社による 夢のリタイヤ地~アメリカ南部編」  
1. Naples, Florida
2. Plano, Texas
3. El Paso, Texas
4. Irving, Texas
5. Boca Raton, Florida
6. Bradenton, Florida
7. Laredo, Texas
8. Virginia Beach, Virginia
9. Sarasota, Florida
10. Corpus Christi, Texas

テキサスとフロリダが圧勝ですね。。。って、別に勝っても嬉しいものじゃありませんが、フロリダ西海岸が3か所も入っています。


Moneycrusher社によるリスト

1. Galveston, Texas
2. Lincoln, Nebraska
3. Clemson, South Carolina
4. Colorado Springs, Colorado
5. Athens, Georgia
6. Bethlehem, Pennsylvania
7. Brevard, North Carolina
8. Chattanooga, Tennessee
9. Boise, Idaho
10. Iowa City, Iowa

フロリダが入ってないっていうのが、もはや不思議



USNEWSによるリスト

1. Lancaster, Pennsylvania
2. Fort Myers, Florida
3. Sarasota, Florida
4. Austin, Texas
5. Pittsburgh
6. Grand Rapids, Michigan
7. Nashville, Tennessee
8. San Antonio
9. Dallas-Fort Worth, Texas
10. Lakeland, Florida

5位と6位の州に住む多くのシニアが、フロリダにセカンドハウスを持っています。10位はタンパの近くですが、何もない場所で住む人を選びます。私には無理。。

色々な会社がリストを出しているので、参考になるような、ならないような。

ただし実際に人々がリタイヤする土地は、今の時点では以下のようになっているようです。(ソース)

1.  Florida
2.  Nevada
3.  South Carolina
4.  Arizona
5.  Maine
6.  Vermont
7.  Wyoming
8.  Delawae
9.  Arkansas
10. New Mexico



楽天

Amazon