アメリカに長く住んで、タンパ・バッカニアーズの試合を見に行くことがある私でも、全然馴染むことができない、派手でありながらやけに難しいルールのアメフト。アメリカ発祥のスポーツであり、国民人気No1と言われています。特にファンではなくても、家族や友達がフットボールチームのある大学に通っていれば、カレッジフットボールの話題につき合わされることも多いはず。
NFLとカレッジフットボールのシーズンも始まりました。同じ時期にするのだから、フットボールファンはたまりませんね。
カレッジとはいえプロ顔負けの迫力があり、パッと見ただけだとどちらなのか分からないほど。カレッジフットボールもNFLと同じスタジアムで戦うのだから、観客動員人数ですらプロ並みということですね。私はてっきり、IMGみたいに学校の施設のスタジアムで試合をするのかと思っていましたが。。。
ゴールドヘルメットは南フロリダ大学のブルズ。迫力が。。
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フロリダ西海岸のチームといえば、やはり南フロリダ大学のブルズなんです。
ところが、このブルズ、8月30日の、ウィスコンシン大学との試合ではボロ負けで、なんと49対0という悲惨な結果に!
史上最悪の負け試合のようで、しかも、場所は地元タンパのレイモンドジェームズスタジアム(タンパベイ・バッカニアーズの本拠地)だったものだから、4万6千704人のファンの目の前での屈辱となってしまいました。
私はたまたまレストランのテレビで見ていたのですが、さすがに目を疑うほど。。
試合の詳しいことは分からないのですが、残念というより恥ずかしい!というコメントも多く見られました。
今の時期、ターゲットでも、各チームの公式シャツが置かれたコーナーができています。プロチームであれカレッジであれ、基本的にはスタジアムや大学のショップか、公式オンラインでのみの入手となるので、こういう計らいはファンにとっては嬉しいですね。
西海岸のターゲットでは、もちろんバッカニアーズと南フロリダ大学ブルズのシャツがメインなのですが、そこにまじってタンパベイレイズやアイスホッケー、フロリダ大学の公式シャツもちらほらとありました。
そんな中、つい最近、こんな心温まるニュースがありました。
フロリダのある小学校では、カレッジ・カラーズ・デーという日があり、その日に着て行く服について、ある男子生徒が悩んでいました。大好きなテネシー大学(UT)のアメフトチームが負けている。頑張って応援したいからカレッジの公式シャツを着て行きたいけど手に入らない。
担任の先生に相談すると、チームカラーのオレンジの服を着て行けばいいとのこと。
すると熱心なファンの生徒は白い紙にロゴを書き、オレンジ色のシャツに張りつけて元気に登校してきたのです。可愛い~。子供って無垢ですね。下は、先生のフェイスブックから。左上の写真がそれです。
ところが、意地悪な女の子から馬鹿にされ、傷ついて大泣きする結果に。。。。
ありがちな話ですよね。
担任のローラ先生は、男の子の写真と、起きたできごとを書いてSNSに投稿して、テネシー大学のボルスの関係者から(男の子を勇気づけるため)何か連絡が欲しいと思っていたところ、それがバズって応援コメントやプレゼントが殺到!

それどころか、ボルス本部が、そのロゴをもとにTシャツを作って公式デザインにしてしまったのです。すぐに大学のサイトがクラッシュしてしまったほどオーダーが殺到したそうです。
こうやって書いてるだけで涙腺の緩い私はウルウルしてしまいそうだけど、すでに大人気となっているTシャツの収益は、全額、Tシャツの収益は全て、イジメ防止の非営利団体に寄付されるそうです。
チームのシャツが簡単に手に入らないからこそ、起きた出来事だったのでした。
マーチングバンドまで。
(ソース元:abc)