サルバドール・ダリ美術館 【フロリダ】

https://www.visitstpeteclearwater.com

フロリダ西海岸のセントピーターズバーグにあるサルバドール・ダリ美術館は、機会があれば一度足を運ばれることをお薦めします!




ダリ美術館の場所

ダリ美術館は、セントピーターズバーグのダウンタウン界隈に位置しています。美術館訪れた際には、ぜひ海辺やダウンタウンまで足を延ばして公園やレストランで寛いでみてください。



グーグルマップについたレビュー数も多く、ここ最近も5つ星のコメントばかり書きこまれていますね。ダリに興味があってもなくても、ダリを知っていても知らなくても、アートに興味がある人ならば誰でも楽しめるし、いろいろなイベントや展示も行われています。

ガッカリしたという感想の理由のほとんどは『想像していたよりずっと小さい』『あっという間に見終わってしまう規模なので、2人で$50に駐車場代金$10は高い!』といったようなものがほとんどのようですが、確かに大都会の美術館とはスケールが違いますので。。



ダリという芸術家について

ダリは1904年にスペインで生まれた画家です。



自称「天才」。
自作に対し「ダリの作品は誰にもわからない。ダリにもわからない」と述べた彼。奇抜な風貌や奇行からエキセントリックな芸術家のイメージがありますね。

私生活も派手で、はちゃめちゃだったのではないか、なんて私は想像してしまったのですが、天才肌の芸術家に珍しく(?)、略奪婚した奥さんのガラを一生愛して、多くの作品に登場しています。

彼のミューズであり、支配者であり、またマネージャーで、モデルでもあった愛するガラの死後、ダリは「自分の人生の舵を失った」と激しく落ち込んで、ジローナのプボル城に引きこもり、翌年に制作をやめていまいました。(Wikiより)


ダリに関する本







ダリ美術館について

セントピーターズバーグのダリ美術館には、絵画はもちろん、スケッチ、挿絵、プリント、彫刻、写真など実に2400点以上の作品が収められています。

1943年に、ダリの作品に魅了されたアメリカ人のモーゼス夫妻が一枚のダリの絵画を購入しました。


Daddy Longlegs of the Evening-Hopeというタイトルのこの絵画は、第二次世界大戦の戦禍を避けて妻とともにアメリカに移住していたダリがアメリカで創作した、ヨーロッパのファシスト政権を描いた作品です。

その3年後にモーゼ夫妻はNYでダリ夫妻に出会い、そこから末永い交友関係が続き、40年後には、モーゼ夫妻によるダリの作品コレクションはアメリカで一番膨大な数となりました。

当初、夫婦はそうした作品を自宅に飾っていたものの、1970年に入ると、しかるべき美術館に全作品を寄付することを決断。ウォールストリートジャーナルがその話題を取り上げると、ここセントピーターズバーグのコミュニティが名乗りを上げたのです。

1982年にはダリ美術館が完成し、2011年にめでたく開館したのです。


私が大好きな絵画のひとつ
Three young women with skin of orchestra
The Dalí Museum, Gift of A. Reynolds & Eleanor Morse


マスターピースと呼ばれる18作品のうち、実に8作品がこの美術館に展示されていますよ!(海外の美術館に出張中のときもあるようですが)


「ヴォルテールの見えない胸像」

The Dalí Museum, Gift of A. Reynolds & Eleanor MorseSlave Market with the Disappearing Bust of Voltaireヴォルテールの見えない胸像


1940年にスペインで制作された作品。
奴隷マーケットの様子を眺めている女性(ダリの妻のガラ)の油絵です。

この絵をじっくり眺めていると、フランスの哲学者であるヴォルテールの顔が浮かび上がってくる、いわゆるだまし絵ですね。ヴォルテールは人間の理性を信頼し、自由を信奉するとともに奴隷制を批判。


ヴォルテール著の人気本




この絵画における日本語解説


「オイディプス王のなぞとき」

The Dalí Museum, Gift of A. Reynolds & Eleanor Morse

Old Age, Adolescence, Infancy (The Three Ages)
サルバドール・ダリ 「三世代 老年、青年、幼年」


こちらも1940年にスペインで制作されたダブル・イメージ絵画。「朝は四本足、昼は二本足、夜は三本足、これなんでしょう?」というなぞなぞに対して、人間!と答えたギリシャ神話のオイディプス王。答えの理由は、赤ちゃんは四つん這い、若者は足で立ち、老人は杖を突くからというものですが、この絵画がそれをビジュアル的に表現していると言われています(ソース)





「幻覚剤的闘牛士」


偏執狂的批判的方法が使われている「幻覚剤的闘牛士」では、見慣れないモチーフと馴染みのあるモチーフなどを組み合わすことによって、ダリ独自の視覚表現が繰り出されています。作品にはスペインの国旗を暗示させる赤と黄色のトーンが使われていて、メインは闘牛場の内部ですが、その中にはダリの妻ガラの肖像や、様々な色の円形模様、死んだ牛の頭、湾の光景など様々なイメージが描かれています。ガラの表情からは、彼女の闘牛嫌いだった様子が投影されています。また作品の中には、ミロのヴィーナスが28体描かれており、ニューヨーク滞在中に買った鉛筆の箱に描かれていたミロのヴィーナスをもとに、その箱の余白に色々なものを書き足していったことが創作のきっかけとなったそうです。(ソース元:This is media)




「クリストファー・コロンブスによるアメリカの発見」




スペインの歴史、宗教、芸術、神話すべてが収められているダリの絵画。左上の旗に描かれているのはダリのミューズ(妻)であるガラ。
ダリ自身の『アメリカの発見』を見守るのは彼女であり、ことごとく神聖な存在なのです。

同じくスペインを代表する画家ディエゴ・ベラスケスの『ブレダの開城』という絵画から槍のアイデアを借りとのこと。ダリ自身の跳ね上がった髭も、ディエゴの髭を真似したものだと言われているほど、ディエゴからは多大な影響を受けているのですね。



『ブレダの開城』



「万国公会議」


The Ecumenical Council
2年の月日をかけて制作されたダリのマスターピースのひとつ。1958年にヨハネ23世としてローマ教皇が選ばれたことが題材となっている。第二次世界大戦後の宗教界における、ダリの希望と期待がここに表現されています。



『万国公会議』はダリ54歳の作品である。シュルレアリスムから原子核的神秘主義、キリスト教、ルネサンス美術へと関心が移っていたダリは、その崇高なテーマにふさわしい大作を描きたいと考えていた。1958年教皇ヨハネ23世が就任し公会議開催の意向を公表したことに触発され本作品を描き始める。タイトルの『万国公会議』は1958年教皇ヨハネ23世の戴冠への敬意が示されている。画面の左下にはキャンバスに絵筆を走らせるダリの自画像、中央下にポルトリガトの守護聖人聖ヘレナの姿のガラ。アメリカから帰国後、ダリと別居し奔放な生活を続けるガラへの思いを神格化させたといわれている。(Museyより)

以上がセントピーターズバーグのオフィシャルサイトの超お薦め作品ですが、他にもまだまだたくさんあります。

美術館の建築


https://www.visitstpeteclearwater.com


https://www.visitstpeteclearwater.com

セント・ピーターズバーグの海辺にあるダリ美術館は、地元の建築家
Yann Weymouth氏によるものです。

パリのルーブル美術館にあるピラミッドをデザインした建築家I. M. Pei氏のもとで、同プロジェクトに拘わったこともあるということで、この建物も一見の価値ありですよ。ミュージアムショップも充実しています。



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